統合医療のあり方
厚生労働省の『「統合医療」のあり方に関する検討会』においては、「統合医療」を、「近代西洋医学を前提として、これに補完代替療法や伝統医学等を組み合わせて更にQOLを向上させる医療であり、医師主導で行うものであって、場合により多職種が協働して行うもの」と位置付けています。
こちらの定義に基づき、当協会では近代西洋医学が必ずしも適切ではない、慢性疾患や、各種がん、難病に対し、標準治療をサポートする形で、信頼性の高い代替療法の選別、情報提供を行うと共に、予防医学の観点から、病の根本的な原因や、その原因への対処方法などもご提案していきます。
各医療が対立したり、特定の健康法などに偏ることなく、最適化したご提案をすることで、高齢者に留まらず、今後の社会を担う世代の健康維持、そして医療費の削減にも寄与できると考えます。
医学の父ヒポクラテスの言葉
当協会は、改めて「医学の父ヒポクラテス」の言葉を、医学、健康の本質的な観点において大変重要と捉え、これを基本理念とし、本来のあるべき患者主体の医療を提唱していきます。
- 汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ。
- 火食は過食に通ず。
- 病気は食事療法と運動によって治療できる。
- 食べ物で治せない病気は、医者でも治せない。
- 食べ物について知らない人が、どうして人の病気について理解できようか。
- 食物によるよりも飲料によって回復を図るほうが容易である。
- 浄化されていない身体は、栄養を摂れば摂るほど侵される。
- 満腹が原因の病気は空腹によって治る。
- 月に一度断食をすれば病気にならない。
- 病人に食べさせると、病気を養う事になる。一方、食事を与えなければ、病気は早く治る。
- 飽食も絶食もその他のものも、自然の度を過ぎれば良いことはない。
- 生命を維持するに役立つものは、我々を病にもする。
- 健全なる体を心掛ける者は完全なる排泄を心掛けねばならない。
- 睡眠も不眠も度を越せば共に悪いしるしである。
- 歩くことは人間にとって最良の薬である。
- 歩くと頭が軽くなる。
- 理由もなしに疲労するのは病気を意味する。
- 病を治すのは医師ではなく身体である。
- 賢者は健康が最大の人間の喜びだと考えるべきだ。
- 病人の概念は存在しても、病気の概念は存在しない。
- 心に起きることはすべて体に影響し、体に起きることもまた心に影響する。
- 人は自然から遠ざかるほど病気になる。
- 人生は思考するものにとっては喜劇であり、感情に流されるものにとっては悲劇である。
- 人間がありのままの自然体で自然の中で生活をすれば120歳まで生きられる。
- 人は身体の中に100人の名医を持っている。その100人の名医とは自然治癒力であり、医師はそれを助ける手伝いをする。