◇御礼◇ 第十回統合医療研修会
2019年10月17日 衆議院第一議員会館の大会議室。
日本がん難病サポート協会主催「統合医療研修会」が開催されました。 お陰様で今年で10回目! 年一回の大規模な研修会です。 現在まであらゆる分野の情報をお送りしてきましたが、今回は改めて原点に立ち返り「食」に特化した回となりました。 司会進行は、健康にも大変理解の深い木島実那子さん。 まずは開会の辞。協会専務理事 秋好憲一
当協会の専務理事で、テレビでもお馴染みのオットセイ博士こと秋好憲一のごあいさつから。 つづきまして、当協会の取り組みや研修会の開催にご協力くださっております議員の先生がご到着。薗浦健太郎 代議士
元・内閣総理大臣補佐官、現・総裁外交特別補佐の薗浦健太郎 代議士から、ごあいさつと今後の日本の医療に関しての貴重なお話を頂きました。 そしていよいよ、お一人目の登壇者。古代食研究家 猪股恵喜 先生
食の重要性に気付かれて依頼、徹底的に研究され、栄養学の枠を超え、哲学ともいえる大変深い解釈を教示くださいました。 「人は生涯で50トンもの生き物の命を奪って生きている」 「食べ物に善悪を付けること自体が自然に反している」 「好きな人と好きな物を美味しく感謝して頂く」 それに限るという結論に至ったというお話など。 リンパ球とがん細胞が互いに捕食し合う画像もあり、我々もお客様も興味津々です。 もちろん補足として添加物や農薬、精製食品の摂りすぎは良くないこともお話いただきました。 つづきましてお二人目のご登壇。薬学博士 池上文雄 先生
長年、薬学の研究に注力されてきた先生がたどり着いたのは西洋薬ではなく、やはり「食」や「薬膳」。 東洋医学を基にしたお話が中心で、やはり本来の薬とは植物であることを再確認。 薬学博士が発信する「むやみに薬(西洋薬)は飲むな」のことばに大変な説得力を感じました。 そして最後の登壇者。協会理事長の坂井康起
改めて我々を取り巻く「環境毒」について広くまとめたお話。 今年話題になった、モンサントをめぐるラウンドアップの問題。 この夏から始まったゲノム編集食品。 TPPによる遺伝子組み換え食品の流通の本格化。 世界一の添加物認可数である日本のワースト添加物10選。 今話題の5G新時代。 などなど現在の旬の話題を織り交ぜ、グラフや数字を基にした情報を、分かりやすくスピーディーに解説。 追求に追求を重ねて行き着いた健康法の極意も。 そして最後はパネルディスカッション。 豊富な経験を持たれている口腔外科医の齊藤道雄先生も加わりスタート。 今回の大きなテーマは「子供たちの健やかな未来のために」 我々の健康はもちろんですが、少子化が進む中で未来を担う少ない子供たちの健康は更に注意深く見ていくべきと言えます。 お母さんは子供たちに何が出来るのか。 それぞれの講師も研究と考察を重ねた結果、拘り過ぎてはいけないという結論に至ってはいるものの、「子供のために」と思うと、やはり食の危険を見過ごすわけには行かないという気持ちも。 猪股先生からは、 「栄養の実体が無いのに味覚と脳に錯覚を起こさせてしまう添加物は、子供になるべく与えない努力をする必要がある」と。 齊藤医師からは、 「これからの時代、病気になられた方は病院にだけ頼らず、自身に一番合うと思う療法を自分自身で見つけていく必要がある」 という意見もでました。 欧米などの先進国に比べ、食品の安全性に関しては大変な後進国である日本。 お客様の質問や海外での体験談からも、日本の国や市民の認識の遅れが明らかとなりました。 坂井理事長からは、 「国の体制を変えたいなら、まずは国民が実状を知る必要がある、この研修会もそのために開催している」と。 それぞれがこれからの未来を思う気持ちと意見が飛び交い、大変考えさせられる内容でした。 全員から共通してたびたび挙がった言葉が「感謝」でした。 肉体や精神の平穏にはそれが重要だという考えは、医師や専門家という立場とは別の、各々の人生の教訓だったのかもしれません。 まだまだ話し足りない中、時間も迫り研修会は終了しました。 そしてそのあとは、お楽しみの懇親会。 ビールや美味しい薬膳カレーを食べながら、健康ブースも大盛況。 オーガニックのたまねぎを使った「オニオンチップス」(酒巻農園製) 完全無添加ペプチド「だし&栄養スープ」 発癌プロモーション阻害特許「タヒボNFD」(タヒボジャパン社) 「高濃度酸素発生器オキシーズ」 高齢者や嚥下障害の方向け「とろみ製造機」(アペックス製) お風呂用「高濃度水素発生器」(リタハート製) などなど興味深い商品が並びました。 それぞれのブースで楽しそうに皆さんが話されたり、名刺交換をされる姿も。 こうして第十回統合医療研修会は盛況のうちに幕を閉じました。 研修会の内容につきましては、行き届かない点やご納得がいかない部分もございましたでしょうが、 僅かなりとも皆様のお役に立ちましたら幸いと存じます。 なお、今回の講演内容につきましてご不明な点がございましたら、何なりとお問い合わせください。 当協会スタッフや講師の方々から詳しいご回答をさせていただきます。 重ねて研修会ご参加の御礼を申し上げますとともに、末永いお付き合いのほどお願い申し上げます。一般社団法人 日本がん難病サポート協会 事務局
(掲載日:2019年10月25日)